講演番号30 邪馬壹(臺)国の成立と全国統一へ
~筑紫はいかにして拡大したのか~ 講師:鶴田裕一
天孫降臨が邪馬壹国の成立をもたらした。両者はつながっている。卑弥呼の魏への遣使は、成立より七、八十年ということなので、その始まりは倭国大乱と重なる。
起源は、その時期と想定される。
邪馬壹国は徐々に勢力を広げている成長株であり、朝鮮半島の状勢に手を焼いていた魏は、期待すること大であったに違いない。
中国内部では、魏から晋へと移り変わっていくが、倭国では旧勢力である出雲を圧倒して、筑紫が全国を統一していく。
筑豊勢力もその一翼を担い、各地へと発展していく。
国郡県邑を制定し、権力機構を構築した倭は、朝鮮半島へと進出する。
その結末は?