新着情報 講演番号第34

講演番号34 シリーズ福永晋三と往く新説日本書紀06

神代最終章。日本書紀では、神武天皇からが人皇の時代で、父のウガヤフキアエズ尊は神代に分けられている。詳細を言えば、神武45歳の東征謀議からが神武即位前紀となる。

 第6回は、神武の創建した邪馬台国(倭国)の前王朝すなわち(漢)倭奴国を取り上げた。中国史書(主に范曄後漢書韓伝・倭国伝)に基づき、日本書紀の記述を精査すると、景行天皇紀の肥前国征討譚の部分が父のウガヤフキアエズ尊と十代後半の磐余彦との佐賀平野攻略戦という史実を述べてあり、吉野ケ里遺跡等との関係が浮かび上がる。「新説・日本書紀」の立場から神武天皇15歳~45歳を神代最終章に分別した。

新着情報 講演番号第33

講演番号33 シリーズ福永晋三と往く新説日本書紀05

神代の総括。
「新説・日本書紀」の講義でありながら、主に古事記に拠るのは、豊国の神々の系譜が改竄されているからである。
古事記の方が「万世一系」の色合いが濃く、古事記が「日本紀の系図」ではないかとの説もある。
その違いを踏まえて、やっとスサノヲ対アマテラスの対決すなわち天孫降臨(天神降臨)の史実を抽出した。
さらに、英彦山の神と宗像大社の神の正体を明かし、天武朝に英彦山の神が宗像に「移座された」史実も抽出した。
「新説・日本書紀神代」を語ったつもりである。
次回は、金印で有名な「委奴国」の歴史を述べる予定。

新着情報 講演番号第32

講演番号32回 講師 鶴田裕一 「さざれ石の巌となりて」から考察する日本国家の成立について

さざれ石(細石)つまり小さな石が、大きな岩(巌、いわお)と成ることがあるのだろうか。国歌にあるこの文言について皆さんはどう考えられるだろうか。
現在、神社には、地中奥深くで高温と高圧によってこれまで人々の目には触れなかった岩石が、「細石」という名の下に設置されている例を多く見ることができる。
しかし、地中深く埋もれ、これまでは見ることができなかったものである。
これを「細石の巌となりて」と考えるのでなく、従来から人々の目に触れ、神社等に設置されていたものと考えるべきなのではないかと思う。
いかがであろうか。
今回は北部九州等に点在する「細石と巌」と考えられる例を見ていただく。
そして、そこに秘められた人々の願いを探ることとする。
なお、前回考察した「邪馬壹国」と「邪馬臺国」の読み方についても触れた。
結局、「壹」と「臺」は形が似ているから間違えたのではなく、音が同じなので違う字を使ったということなのである。
どちらも「い」と読む。誰も間違っていない。
「やまいこく」と読むべきなのだ。

新着情報 講演番号第31

講演番号31 講師:内倉武久 演題:継体天皇は「豊の国」にいた。

内倉武久(うちくら たけひさ)
1943年生まれ。鹿児島県出身。慶応義塾大学法学部卒。新聞記者として奈良、京都、福岡、佐賀各県など西日本各地で取材活動。

朝日年鑑「文化財・考古学」(1987-92年版)欄執筆。著書に「謎の巨大氏族・紀氏」(三一書房)

「太宰府は日本の首都だった」「卑弥呼と神武が明かす古代」「熊襲は列島を席巻していた」(以上ミネルヴァ書房)などがある。

2004年から「九州古代史研究会」主宰。

ブログ↓↓ うっちゃん先生の「古代史はおもろいで』

https://ameblo.jp/kodaishi-omoroide/

新着情報 講演番号第30

講演番号30 邪馬壹(臺)国の成立と全国統一へ
~筑紫はいかにして拡大したのか~ 講師:鶴田裕一

天孫降臨が邪馬壹国の成立をもたらした。両者はつながっている。卑弥呼の魏への遣使は、成立より七、八十年ということなので、その始まりは倭国大乱と重なる。

起源は、その時期と想定される。

邪馬壹国は徐々に勢力を広げている成長株であり、朝鮮半島の状勢に手を焼いていた魏は、期待すること大であったに違いない。

中国内部では、魏から晋へと移り変わっていくが、倭国では旧勢力である出雲を圧倒して、筑紫が全国を統一していく。

筑豊勢力もその一翼を担い、各地へと発展していく。

国郡県邑を制定し、権力機構を構築した倭は、朝鮮半島へと進出する。

その結末は?

新着情報 講演番号第29

講演番号29 シリーズ福永晋三と往く新説日本書紀4

 新説・日本書紀の4回。テキストは③のままです。前回、田川の大物主神の子孫が現在の出雲に流されたという話をしました。

 今回は、本家豊国(遠賀川流域)の大物主神の歴史です。古事記の「大国主=大穴牟遅(大物主)」が大きなトリックでした。

 大物主が初代の渡来神であるとすると、大国主は17代後の子孫であって、天孫(実は天神天忍穂耳尊)に豊国を奪われた神でした。そのことを記紀は「国譲り」と美化していたのです。

 次回は、スサノヲvsアマテラスという「豊国盗り物語」に入る予定です。福永晋三

講演リスト

1~12回目配信を講演番号にします

講演者名演題収録時間
講演番号01桜井貴子
解説:福永晋三
奈良時代の京その2その31時間26分
講演番号02桜井貴子
解説:福永晋三
奈良時代の京その2その357分
講演番号03福永晋三飛鳥時代の遣隋使・遣唐使1時間50分 
講演番号04谷川清隆推古・舒明紀の遣隋使1時間13分
講演番号05福永晋三邪馬台国はなぜ狗奴国に敗れたか1時間58分
講演番号06吉田正一今こそ卑弥呼の死と狗奴国の鉄を語ろう1時間20分
講演番号07高島忠平邪馬台国と遠賀川古代文化1時間22分
講演番号08安本美典邪馬台国は遠賀川流域から東遷した1時間37分
講演番号09井上筑前邪馬台国論の問題点21時間16分
講演番号10福永晋三邪馬台国研究 戦後の諸問題22時間3分
講演番号11福永晋三神武東征(1)1時間15分
講演番号12中原 英茂賀鵜の裏と狗奴国菊池1時間24分
講演番号13福永晋三神武東征(2)1時間4分
講演番号14綾杉るな福岡県の神功皇后伝承シリーズ11時間25分
講演番号15福永晋三神武東征(3)1時間16分
講演番号16綾杉るな福岡県の神功皇后伝承シリーズ21時間17分
講演番号17福永晋三神武東征(4)1時間41分
講演番号18綾杉るな福岡県の神功皇后伝承シリーズ31時間24分
講演番号19福永晋三神武東征(5)1時間38分
講演番号20綾杉るな福岡県の神功皇后伝承シリーズ41時間32分
講演番号21福永晋三神武東征(6)1時間52分
講演番号22綾杉るな福岡県の神功皇后伝承シリーズ5最終1時間40分
講演番号23鶴田裕一渦もと筑紫が織り成す歴史の流れ48分
講演番号24福永晋三神武東征(7)最終1時間23分

新規スタート第2弾

講演者名演題収録時間
講演番号25綾杉るな二つの七支刀と物部氏1時間30分
講演番号26福永晋三新説日本書紀シリーズ2
講演番号27鶴田裕一天孫降臨は、田河から田川へ行われた
講演番号28福永晋三新説日本書紀シリーズ3
講演番号29福永晋三新説日本書紀シリーズ4
講演番号30鶴田裕一邪馬壹(臺)国の成立と全国統一へ
講演番号31内倉武久継体天皇は「豊の国」にいた
講演番号32
講演番号33
講演番号34
講演番号35
講演番号36
講演番号37
講演番号38
講演番号39
講演番号40
講演番号41